このミステリーがすごい!第1位「その女アレックス」読後感【06.きりんのブックオフ生活】

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今週のオススメ本

「その女アレックス」表紙

「このミステリーがすごい!」他、史上初の7冠に輝いたミステリー小説。

おまえが死ぬのを見たい――男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが……しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。

「その女アレックス」裏表紙より

監禁されたアレックスはどうなってしまうのか?ではなく、なぜ彼女なのか?というところに面白さがある作品。
3部に分かれていて、基本的には監禁されたアレックスと、その捜査をする警察側の視点が交互に描写されます。警察側の主要人物も個性的でそれぞれが楽しませてくれるし、誰が誰かわからなくなることもないです。いいところでもう片方の視点に切り替わるので、小説なんだけど、映画でも見ているようなテンポの良さがあります。(実際映画化が進められているとのこと)わたしは一晩で一気読みしてしまいました!再読するのも楽しみ。
雰囲気としてはミレニアムみたいな感じ。謎にあふれていて、ちょっとグロくて。ただ、読みながら推理していくというよりも、意外性を楽しむ方が向いてるかな、と思いました。

「その女アレックス」、オススメです!