今年読んで良かった本5選

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こんばんは、金曜日担当のきりんです。

今年も本当にあと少しですね。
私は昨日仕事納めてきました。
今年最後の投稿なので、ご挨拶っぽい画像をトップに。
こういう古めかしいお茶目なの大好き。(ちなみにこれは明治43年の実際の年賀状だそう)

きいろさんもれいさんも髪を切られたということで、私も切りたいなああって気持ちになっています。
ずっとショートだったんですが最近すこし伸ばしてまして。でも邪魔なんですよね←
髪って一番手っ取り早く見た目も気持ちも変えられる部分ですよね。切ったり、染めたり、アレンジしたり。
れいさんの、もうちょっと!って切りすぎてしまう気持ちも読みながらうんうん!わかる!って思いました。
でもせっかく伸ばしてるのでもうちょっと頑張りたい、切るのは前髪で我慢しないと…(葛藤)

 

あまりきちんと一年を振り返ることってないんですが、せっかくなので今年読んだ本を振り返ってみようと思います。
今年読んだ文芸書は(おそらく)36冊。1か月に3冊読んだことになりますね。
思ってたよりは読んでたかなって感じ。でもこれなら来年は毎週何かしら1冊は読むのを目標にしたい、!

ついでに今年出版されて読んだ中で良かった本を5つ紹介します。(順番は関係ありません)

1.さらさら流る/柚木麻子

あの人の中には、淀んだ流れがあった――。28歳の井出菫は、かつて恋人に撮影を許した裸の写真が、ネットにアップされていることを偶然発見する。恋人の名は光晴といった。光晴はおどけたりして仲間内では明るく振る舞うものの、どこかそれに無理を感じさせる、ミステリアスな危うさを持っていた。しかし、なぜ6年も経って、この写真が出回るのか。菫は友人の協力も借りて調べながら、光晴との付き合いを思い起こす。飲み会の帰りに渋谷から暗渠をたどって帰った夜が初めて意識した時だったな……。菫の懊悩と不安を追いかけながら、魂の再生を問う感動長編。

出版社内容紹介より

今年ドラマ化され、来年には映画化もされる『伊藤くん A to E』の著者の最新作。
内容を見て、今なにかと話題のリベンジポルノ的な?と思いましたがそういったどろどろした感じではなく、読後感が良い作品でした。
困難にぶつかっても前向きに頑張ってる人って格好いい。

2.R帝国/中村文則

舞台は近未来の島国・R帝国。ある日、矢崎はR帝国が隣国と戦争を始めたことを知る。
だが、何かがおかしい。
国家を支配する絶対的な存在″党″と、謎の組織「L」。
やがて世界は、思わぬ方向へと暴走していく――。
世界の真実を炙り出す驚愕の物語。

出版社内容紹介より

「アメトーーク!」で絶賛されて話題になった『教団X』の著者の作品。
直接的な繋がりがあるわけではないものの、同じような雰囲気。
難解だし重い内容だけど、個人的には好きでした。

3.わたしたちは銀のフォークと薬を手にして/島本理生

「どこへ行きましょうか」 「どこへ行くか」 30歳の私は、あの日、夕方の春の海辺で、どこへ行けるか分からない恋を始めた。限られた時間の中にいる男女の行く末を描いた、渾身の恋愛小説。 年上のエンジニア・椎名さんと仕事先で出会った知世。美味しいものを一緒に食べる関係から、少しずつ距離が近くなっていったある日、椎名さんは衝撃の告白をするが……。

出版社内容紹介より

今年映画化されていた『ナラタージュ』の著者。
どの作品も文章表現がすごく好き。
長編小説なのだけど、短編のようにゆるく繋がりながらの章分けになっていて、大事に少しずつ読みました。
今年一番良かったのと言われたらこれかもしれない。

4.黒い結婚 白い結婚

結婚とはいったい何なのか――。これは古今東西、繰り返し問われてきた謎のひとつと言えましょう。ある時は墓場と喩えられ、またある時はパラダイスと喩えられる人間の営みの最大の謎に、気鋭の女性作家7人が挑みます。
ダークサイドから見た〈黒い結婚篇〉と、ハッピーサイドから見た〈白い結婚篇〉からなり、表裏どちらからも読める不思議な造本です。

出版社内容紹介より

〈黒い結婚篇〉窪美澄、深沢潮、木原音瀬、中島京子
〈白い結婚篇〉森美樹、瀧羽麻子、成田名璃子
の7つの短編集。
墓場もパラダイスもそれぞれうまく描き出されてて、どちらも面白かったです。
もともと好きなのもあるけど、瀧羽麻子「シュークリーム」が抜群に良かった。

5.夫のちんぽが入らない/こだま

同じ大学に通う自由奔放な青年と交際を始めた18歳の「私」(こだま)。初めて体を重ねようとしたある夜、事件は起きた。彼の性器が全く入らなかったのだ。その後も二人は「入らない」一方で精神的な結びつきを強くしていき、結婚。しかし「いつか入る」という願いは叶わぬまま、「私」はさらなる悲劇の渦に飲み込まれていく……。

出版社内容紹介より

文学フリマで販売され、大反響を呼んで書籍化されたエッセイ。
タイトルとあらすじだけ読むと単なる赤裸々下ネタエッセイに思えるけど、読んでみると真面目で繊細な内容でした。
核となる問題がそれだったというだけで、自分に自信がない、当たり前にできるはずのことができない、仕事がうまくいかない…といった困難と同じように、同じ立場にならないとわからないことはたくさんあるんだな、なんて考えさせられました。
重くて悲しい内容だけど笑えるところもちょこちょこあって、上手な文章でした。

 

騎士団長殺し/村上春樹はあえて選ぶのもどうかなと思って選びませんでしたが、良かったです。
相変わらず女性といちゃこらしてて、やれやれでした。

意識してたわけではないんですが、読んだのは女性作家の作品の方が多い一年でした。

 

では今夜の一曲を。

なんだか今話題だそうで。しかし知り合いの知り合いがボーカルさんらしくて世間は狭いね。
reGretGirlみたいなバンドが流行るって、やっぱりこの国は病んでる。ってレビューがが秀逸だったので、良かったら合わせてどうぞ。

みなさん今年もお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いします☺
それでは良いお年を!